夏だけでなく、季節を問わず水泳を楽しめる温水プール。今回は紀の川市のペンネーム、ドレミヨシコさんからの「海南の市民プールはゴミを燃やした熱で温水にしているって本当?」を調べました。

 25㍍コースや、浅い子ども向けのものがある同市且来のプール。隣には、ゴミ処理を行うクリーンセンターがあります。条件的には申し分ありません。ゴミを燃やして発生した熱をエネルギーにして水を温めるのは一石二鳥ですが、実際はどうなのでしょうか。

1年中泳げる温水プール

 

 


昔は焼却熱、今は灯油ボイラーのみ

 「海南市民温水プールはゴミを燃やした熱で温めているって本当?」。同市生涯学習課に聞くと、「確かに、以前は隣接するクリーンセンターでゴミを燃やす際に出る熱を利用していました。ただ現在は、プール内の灯油ボイラーで温めています」とのことでした。

 クリーンセンターは1973年完成。84年に改修し、翌85年に温水プールができました。実はプール開業当初から、ゴミの焼却処理を行っていない休日は、プール内にある灯油ボイラーを活用していました。クリーンセンターの排熱設備が98年に故障し、それ以来、灯油ボイラーのみで水を温めています。

 ちなみに、海南市の可燃ゴミは2016年以降、紀の川市桃山町に新設された「紀の海クリーンセンター」で焼却されています。

 他の加熱方法として、鹿児島県や広島県では天然温泉の地熱を利用している施設もあります。生活や自然の中で生まれるエネルギー、有効活用していきたいですね。

(ニュース和歌山/2022年6月18日更新)