季節限定の姿に変身

 暑さに弱いヒツジたちは、毎年夏が来る前に毛を刈り、スッキリとした姿になります。

 毛刈り前(左)と後(右)。スッキリしました

 今年も、お客様にヒツジの毛をハサミで切ってもらう、恒例の毛刈り体験会を実施。参加したお客様には、園内で暮らすたまこ、ニコ、コロンをカットしてもらいました。「ちょっとあぶらっこい!」や「思ったよりふわふわしてる」「指が毛に埋もれる」「ハサミで切りにくかった」など、毛に触れて、自分の手で刈る体験をしたからこその感想をたくさんいただけたことがうれしかったです。

 ちなみに刈った毛の量は、たまこが2.4㌔、ニコが2㌔、コロンが1.8㌔でした。重かった毛が減ったからか、ヒツジたちは以前より軽やかに走っています。

 今回参加できなかった方、「やってみたい」と興味を持っていただけた方は、ぜひ来年体験してください。

今回の担当:山根 舞桜さん

 ちなみに、モコモコ仲間であるアルパカのパルルも、スタッフの手により夏仕様の姿へとチェンジしました。気温が下がってくると、また冬の寒さに向けて毛の多い姿に戻ります。

 このほか、シカも冬毛から夏毛に生え変わります。毛が短くなるだけでなく、色が灰褐色から赤茶色に変わり、さらに白い斑点模様が現れます。冬とはまた違った、かわいい姿を見ることができますよ。

 毛刈りを終えて涼しげになった、今しか見ることができない夏限定の動物たちに、会いに来てあげてください。

(ニュース和歌山/2025年6月14日更新)