■玉津島神社新年献詠歌会①
新年を寿ぎつつ昇る太陽に玉津島宮いよよ華やぐ
永廣禎夫
新春の光躍れる和歌の浦沖より波が幸運び来る
永廣兆子
申の字に熟する果実の意のあれば我も誓はむ今年の飛躍
永廣顕
筋斗雲乗りて暗雲吹き散らせ八面六臂の干支のけものよ
永廣華子
悠々と自由に生きいる猿見れば悲しさつらさ全て忘れる
永廣千瑛子
申年の今年は中二だ健康で日々努力して歩んでいこう
永廣祥弥
初春に漕ぎ出でみれば和歌浦見渡す限り鯛舞い躍る
石野欣司
はればれと明けて和歌浦玉津島福携えて田鶴舞い降りぬ
石野みどり
思い出の数々心にファイルして古稀なる年に一歩踏み出す
今井良美
街川の水面に映るうろこ雲龍のごとくに我と歩めり
小上栄美
初詣長き石段たどり行けば前に拡がる布引の海
川端章子
久々に師にともなわれ玉津島つつがなきにと献詠歌よむ
楠本寿子
霧晴れた富士の高嶺を見し夢は一生一期の誉なりけり
朱萬兆
(ニュース和歌山2016年1月16日号掲載)