ボランティア団体を支援するキリン福祉財団は6月27日、子育て、高齢者福祉分野の和歌山県内6団体に助成金を贈った。太田健事務局長は「子どもの居場所づくりや介護現場の支援など、自己資本では難しかったことに活用してほしい」と話した。

 支援は1995年度に始め、今年は全国160団体に4278万円を助成する。県内で選ばれた、障がい児の発達を支援する「遊びと心の自立サポートセンター」の小西順さんは「電子機器や支援ソフトを使い、生活力向上につなげています。助成金でモバイル機器を導入します」。また、「認知症予防ネットわかやま」の藤島壽子さんは「予防に様々なゲームを取り入れており、遊び道具を充実させたい」と展望を語った。

(ニュース和歌山/2017年7月12日更新)