和歌山ゆかりの作家が展覧会

 切り抜いた色紙を何枚も重ねて1枚の絵に見せる彫紙アートを知ってもらおうと、和歌山ゆかりの作家7人が5月16日㊌〜27日㊐、和歌山市満屋のアクアで初の展覧会「紙を彫るアート!!彫紙アートってどんなアート?」を開く。企画したタケウチイクコさんは「紙の彫刻とも呼ばれる芸術。写真では伝わりにくい立体感を見に来てほしい」と呼びかけている。

 林敬三さんが考案した技法。2011年に日本彫紙アート協会が発足し、全国に広まっている。5枚以上使うのがルールで、図案を決め、紙をのせる順番を計算し、ナイフで切り抜く。切り口の断面から立体感や奥行きが生まれるのが魅力だ。多いものでは100枚以上を重ねる大作もある。

 今回は和歌山出身や在住の7人と林さんの作品約20点が並ぶ。会期中、初心者向けのワークショップを開くそいなみさんは「同じデザインでも色を変えると全く違った雰囲気になります。完成品を見せ合うのが楽しいですよ」とにっこり。

 午前10時〜午後5時。5月21日㊊休み。ワークショップは19日㊏、20日㊐、23日㊌午前10時半と午後1時半。2000円、要予約。希望者はアクア(073・463・4640)。