和歌山を拠点に活動するグランジロックバンド、ドロー・イントゥー・ディスオーダーがセカンドアルバム『ウォーン・アウト』を2月6日㊌に発売する。ライブで人気の12曲を収録。ボーカル&ギターの清水英之さん(42)は「破壊的な音楽で非日常が味わえるのがグランジの魅力。かっこつけず、一心不乱に自然体で楽しむスタイルは、バカでもできるし、バカじゃないとできない。原点回帰を促す一枚です」と張り切る。

グランジロックバンドがCD発売

 グランジは、1980年代に米国で誕生したロックのスタイル。生々しい感情を激しい演奏で表現するのが特徴で、ハードロックやパンクロックの流れをくんでいる。

 清水さんは90年代にグランジと出合い、飾らず、無心で演奏する音楽にとりつかれた。2006年にバンドを結成し、11年にファーストアルバムを発表。国内ツアーだけでなく、米国、台湾など海外でも公演している。

 今作には、日ごろの生活で感じるストレスをぶつけた『ゲット・オン・マイ・ナーバス』、事件で命を落とした音楽仲間への追悼を込めた『パスド・アウェイ』など、社会に感じる疑問や不満、身近な人への感謝の気持ちを歌った作品を収録した。清水さんは「醍醐味(だいごみ)は、静かなところから一気に駆け上がって爆発させるメリハリです」と語る。

 1944円。ツタヤガーデンパーク店、ヒッツイシイで販売。同バンドHPからも購入可。

写真=清水さん(右)がリーダーを務める3人組バンド

(ニュース和歌山/2019年1月26日更新)