近畿財務局和歌山財務事務所の若手有志職員10人でつくる「ちほめん和歌山」が、子育て世代のおでかけマップを作成し、3月31日に配布を始めた。メンバーの西尾聡美さんは「ママ目線にこだわり、乳幼児を育てる家族が安心しておでかけできるマップに仕上がりました」と胸を張る。

財務事務所若手が作成

 2016年から活動するちほめんは、観光振興や地域活性化に取り組んできた。今回は紀の川市の母親向けワークショップで出た「子育て支援センターは昼食時間に利用できない。センターの近くで弁当を食べられる公園マップがほしい」との声をもとに、昨年10月、地図づくりを始めた。

 紹介するのは同市の公園11ヵ所。遊具、乳幼児を世話するための水道、トイレ、自動販売機、駐車場の情報をまとめ、裏面には医療機関を掲載した。デザインした大谷優さんは「原案をお母さんに見てもらい、公園の選定やレイアウトへのアドバイスをお願いし、より魅力が伝わるように磨きました」。

 早速手に取った子育て中の30代女性は「同じ公園だと子どもは飽きてくる。今まで知らなかった公園がたくさんありました」と喜ぶ。

 紀の川市役所と子育て支援センターで配布。同市HPでダウンロード可。また、同メンバーが製作した定住促進映像も同市フェイスブックやユーチューブで見られる。

写真=おでかけマップを作成したちほめんメンバー

(ニュース和歌山/2019年4月10日更新)