和歌山市社協 総合相談窓口開設

 高齢化する親と引きこもりの子ども、介護と貧困など、複数にまたがる問題を1ヵ所で相談できる福祉総合相談窓口が7月1日、和歌山市小人町のあいあいセンター3階、市社会福祉協議会に開設された。地域福祉推進室の田中ひとみさんは「どこに相談したらよいか分からない悩みを受け付け、問題が複雑化する前に解決したい」と意気込む。

 市の「我が事・丸ごと」の地域づくり推進事業の一環。来所か電話で相談を受け、行政や法律、就労支援など、複数機関との調整が必要な場合は連携して問題解決に当たる。

 本人のほか、家族や地域住民、福祉関係者の相談も対応。田中さんは「例えば『近所にゴミ屋敷があり困っている』との相談だと、認知症や障害など、ゴミが出せない事情がある可能性も。一つの相談から、そういった根本的な問題解決につなげられれば」と話している。

 ㊊〜㊎午前9時〜11時、午後1時半〜3時半。匿名可。市社協(073・422・2081)。

(ニュース和歌山/2019年7月6日更新)