商業ゾーン ずらり29店舗

 南海和歌山市駅の新複合施設「キーノ和歌山」の商業ゾーンと新市民図書館のオープン日が4月24日㊎に決まった。市の新たな玄関口として、まちなかのにぎわい創出に期待がかかる。

 南海電鉄と和歌山市が進めてきた市街地再開発事業。3階建ての商業棟、12階建てのホテル棟、市民図書館が移転する4階建ての公益施設棟に加え、すでに完成しているオフィスビルと駐車場で構成する。

 商業ゾーン1階は食料品スーパーのロックスターファームズ、ドラッグストアのマツモトキヨシはじめ、ラーメン店やカフェ・バーが並ぶ。2階は紀南も含めた和歌山の食が楽しめるレストランフロア。玉林園は挽(ひ)き立ての抹茶を使ったドリンクやスイーツを味わえる和のカフェ、海南市の平和酒造は日本酒や果実酒、クラフトビールを飲めるバーを備えた酒店を出店する。ブランド牛の熊野牛や紀州和華牛を使った焼き肉店、和歌山産食材を組み合わせたピザやパスタを出すイタリア料理店、海の幸を堪能できる海鮮レストランも。3階は美と健康フロアで、クリニック、スポーツクラブ、美容室ほかが入る。

 一方、新たな市民図書館はTSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブが運営。休館日なしの365日開館とし、収蔵する本は45万冊から60万冊、閲覧席は200席から525席へ増やす。1階にはカフェや観光案内、物産販売コーナーを設ける。

 なお、4~12階のカンデオホテルズ南海和歌山は4月30日㊍、クリニックと調剤薬局は5月以降に順次オープンする。

写真=グランドオープンに向け工事が進む

(ニュース和歌山/2020年2月15日更新)