エフエム和歌山で放送中

 「あんにゃら、えぇかえ? ほや手ぇを前から真ぁ上まであげて、おっきに背え伸ばすいごきからやでぇ~」。聞きなじみのある音楽なのにこの違和感は…? エフエム和歌山が2月から放送する和歌山弁の『ラジオ体操第1』が話題となっている。号令を出すフリーアナウンサーの津山理美さんは「『ほいて』や『かだらねじろらよぉ』と、インパクトの強い和歌山弁を選びました」と話す。

 同局の山口昭昌理事長が、歴史の長いラジオ体操を地元の言葉ですると温かみがあると考え、依頼を受けた津山さんが製作した。放送後、「有田方面の方言やね」「職場で朝の体操に使いたい」との反響が。動画サイト、ユーチューブに音源と号令を文字に起こしたものを投稿すると、2日間で再生回数1000回を突破し、3月25日現在、6900回を超えている。

 老人ホームから和歌山弁の体操をしているお年寄りの動画が送られてきたことも。津山さんは「コテコテの和歌山弁が出るたび、みんな笑いながら体操をする姿を見て、作って良かったと思いました」。山口理事長は「いずれはこの体操を実際にやっている動画を作りたい」と意気込んでいる。

 放送は㊊~㊎の午前7時半と午後4時半ごろ。

写真=自ら作った和歌山弁のラジオ体操で体を〝いごかす〟津山さん

(ニュース和歌山/2020年3月28日更新)