全国的に新型コロナウイルスの感染が拡大する中、和歌山市は3月26日、和歌山城公園で飲食を伴う宴席を禁止した。看板を設置し(写真)、感染防止へ協力を求める。担当者は「1ヵ所にとどまるのではなく、城内のいろんなところを散策する形で楽しんでほしい。何人かで回る場合、マスクなしでの会話は控え、せきエチケットや手洗いに気をつけて」と呼びかけている。

 なお、3月31日現在、屋台はアルコール消毒を備えて営業。国の方針次第で屋台やライトアップを中止する可能性もある。

 このほかの桜スポットでは、海南市の藤白神社と三郷八幡神社が4月5日㊐に予定していた春まつりは神事のみ行い、もちまきは中止する。藤白神社は「ちょうちんはつったものの、集まること自体が危険なので中止はやむなし。夏まつりまでに収まってくれればいいが…」と話していた。

 また、3月に続き、4月も公共施設に影響を及ぼしている。和歌山市寄合町のこども科学館は7日までプラネタリウムの投影のみ行う。担当者は「定員を半分に減らし、1席ずつ空けて座るようにする。展示品は触るものが多く、感染の可能性があるので引き続き見学を中止する」と慎重だ。

 このほかの施設は右上の表参照。和歌山県立図書館入口入ってすぐの学習スペースは使用不可を継続する。

(ニュース和歌山/2020年4月4日更新)