南海トラフ地震などの大規模災害に備え、海南市と生活関連用品メーカーのサンコー(同市大野中)は11月19日、支援協定を結んだ。

 海南東インターのすぐ南に本社がある同社は、市の防災拠点となる市役所、総合体育館、市民運動場、さらに防災公園として整備中のわんぱく公園に近い。この立地条件を生かし、災害発生時、届いた支援物資を受け入れて管理するほか、他地域から駆けつけた応援車両の集結場所や防災資機材の一時保管場所を提供することになった。

 サンコーの角谷太基社長は「災害は起こらないにこしたことはないが、〝備えあれば憂えなし〟との言葉もある。有事の際は地域の被害を最小限に抑えられるよう協力したい」と話していた。

写真=協定書をかわす神出政巳市長(左)と角谷社長

(ニュース和歌山/2020年11月28日更新)