■グループやすらぎ川柳会・各自選

喜寿すぎて傘寿の祝いすぐそこだ   堂脇満洲子
喜ぶは私の名にもついている     森部喜美子
やすらぎの友みな優し暖かし     岡本 光枝

■紀伊地区公民館俳句会・各自選

猫柳亡母の笑顔の蘇みかえり     坂本記美子
墨の香の残るやさしき春便り     浦  悦子
亀の首長く伸ばして春陽受く     久世  勝

■松江公民館俳句会・須田光成選

春菊は夫の好物浸し物        田中登美子
煮こごりや鍋に張りつく魚一匹    嶋田 洋子
病癒え柚子大根に舌つづみ      池田 文子

■わかば俳句会・鈴木憲一選

亀鳴くやままならぬこと多くなり   宇恵 孝子
白壁に影を映して初つばめ      福本 秀昭
百千鳥むかしどの家も大所帯     小川 俊郎

オーロラ俳句会・上野みのり選

あちらこちらのピンクめき山笑ふ   足羽多加子
春の音土の中より聞こえくる     中川 康弘
山笑ふそのふところの削り傷     宮本 員代

■一般投句

年おいてパソコン習いて手紙出す   中村 忠生

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 句会3作品までです。選者名、代表者の連絡先もお書きください。【宛先】〒640・8570ニュース和歌山編集部「投句」係

(ニュース和歌山2015年4月11日号掲載)