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 インターネットの呼びかけで商店街に集まり、集団で買い物するアメリカ発の地域活性イベント「キャッシュモブ」が7月26日、ぶらくり丁とその周辺で開かれ、約70人が参加した。

 買い物の楽しさを通じてまちなかを盛り上げようと、30代の自営業者でつくる「チーム3℃」が企画した。6月に小規模で行い、好評だったのを受け、ネットや口コミで参加を募り、人数を増やして実施した。

 参加者は全員メガネを着用し、集団で移動。1店に20分滞在し、1人1品ずつ購入するのがルールだ。東ぶらくり丁の日本茶専門店から出発し、ぶらくり丁大通りの書店、ぶらくり丁の玩具店、駿河町の和菓子店の4店を回り、店や品物について会話に花を咲かせながら買い物を楽しんだ。

 参加した鳴海禎造さんは「今はほしいものをすぐインターネットで買えるが、店の中で探す楽しみを忘れていた。子どもにそういうワクワク感を体験させ、感性を育んでいきたい」、女性店員は「びっくりしています。店を知ってもらう機会になるので、2回でも3回でも来てほしい」。

 岡崎大輔実行委員長は「スタート時は少し戸惑いを見せていた参加者も、懐かしい店や珍しい商品にふれ、コミュニケーションを楽しんでいました」と喜ぶ。

 次回は9月13日(日)の予定。詳細は「Team3℃」フェイスブック。

写真=メガネを掛けた70人が店に押し寄せた

(ニュース和歌山2015年8月1日号掲載)