133 大手航空会社のANAグループは12月〜来年2月の3ヵ月間、機内や空港ラウンジで和歌山産食材を使った料理やスイーツ、地酒を扱い、世界に魅力を伝えるキャンペーンを行う。

 日本各地の名産品や文化、観光をPRする同社が進める「テイスツ・オブ・ジャパン」プロジェクトの一環。2013年にスタートし、4年かけて47都道府県を特集する。第14弾の今回は和歌山のほか、東京、群馬が選ばれた。

 機内食は日本発の国際線ビジネスクラスを中心に提供。南高梅や紀州うめどり、梅まだいなど豊富な食材を盛り込む。羽田と関西国際空港の国際線ラウンジでは地酒14銘柄をそろえる。いずれも県内食品メーカーや酒造会社、市場など約30ヵ所から仕入れる。

 また、国内線の全路線で古座川のゆずを使ったスパークリング梅酒を販売。ANAのインターネット通販サイトに特集コーナーを設け、機内誌や機内放映番組で和歌山の情報を発信する。

 ANAの志岐隆史常務は「年末年始をはさみ、多くの人が利用するシーズンに取り上げることができた。和歌山ではこの時期、各地でのイルミネーションや御燈祭など様々なイベントがある。ネットも使い、海外からの客にもアピールしたい」と話していた。

(ニュース和歌山2016年12月3日号)