毎月第4金曜夜に和歌山市手平の民家で開かれている「こども食堂わくわく元気」が12月9日(土)午後5時、同地区のビッグ愛9階で特別版としてオープンする。全国の少年院を訪ね、非行少年の立ち直りに取り組むミュージシャンの和気優さんがオーガニックカレーを作る。企画する高野山BBS会は「健康カレーと、和気さんのライブで、腹の底から元気になってほしい」と望んでいる。

 友人が起こした殺人事件を機に、ギター片手に「弾き叫びツアー」として少年院を巡る和気さん。2006年に和歌山を訪れた際、同会副会長の大江隆之さんが不登校や引きこもり青年の就労を支援する弁当店を運営していることを知った。農業を通じ非行少年の更生を目指していた和気さんは、大江さんの活動に共鳴。大分を拠点に自然農法に挑戦する今も、熊本地震の支援に訪れた大江さんをサポートし、親交を温めている。

 今回は県青少年育成協会のセンター活用事業の一環で実施。少年院ツアーで出会った全国の農家からの無農薬野菜、和気さんが育てた古代米でカレーを味わう。ミニライブも。無料。希望者はあす7日までに同会(wakuwakugenki8989@gmail.com)。定員30人で応募多数の場合抽選。

(ニュース和歌山/2017年12月6日更新)