集めた廃材をはんこにして作品をつくる紀の川市のアーティスト、ポングリこと奥野亮平さん(40)が個展「矛盾撞着膝栗毛(むじゅんどうちゃくひざくりげ)」を5月19日㊌〜30日㊐、和歌山市満屋のアクアで開く。

 20代前半、ぶらくり丁で古着店を営んでいた際、店の内装に流木や廃材を使い、古着でぬいぐるみを作ったのが、廃材をアートに使うようになった原点。このほか、イラストやポスター、看板製作も行う。手描きがメーンだったが、廃材にインクを付けて押すうち、独特の風合いにひかれた。

 今回展示するのは、祖父が使っていたゴム印はじめ、鉛筆やペットボトルのキャップ、海で拾ったプラスチックごみなどを版画のように押し重ねて作り上げた廃材はんこアート約80点。キャンバスも廃材で、実家の解体工事で出たふすまや使い終えた封筒を用いる。「捨てられるものをもう一度使うのは、起き上がりこぼしに通じる。世界中で様々な問題が出ているが、失敗する度に立ち上がれるような世の中になれば」

 午前10時〜午後5時。㊊休み。アクア(073・463・4640)。

(ニュース和歌山/2021年5月15日更新)