新型コロナウイルス感染症対策に役立ててもらおうと、和歌山市西浜の和歌山工業高校図書部員21人が10月27日と28日の文化祭で古書を販売。売り上げは後日、日赤和歌山支部に届ける。

 古書販売は昨年も実施し、震災のあった東日本や熊本などへ本を届ける団体に寄付した。今年は生徒や教員から寄せられたマンガ、小説、雑誌など約100冊と、昨年からの持ち越し分を合わせ約400冊を図書室に並べた。1冊10円~400円で販売し、2日間で121冊、1万272円になった。

 2年の東山和暉部長(写真右)は「頂いた本なので、だれかのために使いたいと考えました。新型コロナウイルスに対し、医療の分野でがんばる人たちを寄付で応援し、早期収束の一助になりたいです」と話している。

(ニュース和歌山/2022年11月12日更新)