地元の魅力を本で発信する紀州文化の会が7月8日、18作目の『あがらの和歌山~気になる和歌山今昔物語』を出版した。

 地名や方言、人物などを取り上げたが、今回から昭和以降の和歌山市の百貨店や映画館、飲食店など街の歴史を取り上げる。初回は本町、城北地区を対象に、コラム26本を掲載した。大江寛代表は「年配の方には青春時代を思い出してもらい、若い世代には『昔の和歌山ってすごかったんだ。自分たちもがんばろう』と感じてもらえれば」と願っている。

 B5判、330㌻。2480円。大江さん(0736・67・7892)。

(ニュース和歌山/2023年7月15日更新)