詐欺に注意、現地入り自重を

 能登半島地震被災者支援のため、和歌山県は1月4日、義援金の受け付けを県庁本庁と各振興局で始めた。県保健福祉総務課は「皆さまの支援の気持ちを、被災された人たちにいち早く届けられるよう募金箱を設置しました。ご協力お願いします」と話している。義援金受入口座も近く開設予定。同課(073・441・2471)。

 本紙配布地域の市町も受け付けている(1月9日現在)。

 ▽和歌山市高齢者・地域福祉課073・435・1063▽海南市社会福祉課073・483・8432▽岩出市社会福祉課0736・62・2141▽紀の川市社会福祉課0736・77・2511▽紀美野町総務課073・489・5912▽かつらぎ町会計課0736・22・0300▽橋本市福祉課0736・33・3708。

 また、オークワ、イオンモール和歌山、ヒダカヤ、松源などでも募金箱を設置している。

 一方、義援金を装った詐欺への注意を呼びかけている。電話やSNSなどで振り込みを促されても、正規の口座番号か、信用できる個人や団体であるか調べる。県警では無料相談ダイヤル「ちょっと確認電話」0120・508(これは)・878(わなや)を開設。

 生活安全企画課は「東日本大震災の時は、公的機関などと紛らわしい名称を名乗り振り込みを呼びかける詐欺がありました。特に、SNS等で表示される義援金口座には十分注意し、正規口座と確認できなければ、振り込む前に相談して下さい」と話している。

ボランティアはまず登録を

 ボランティア希望者も多数いるはずだが、現地は道路が寸断されているところが多い。県社会福祉協議会の県災害ボランティアセンターは「不明者の捜索が最優先。現地に行くと、捜索の妨げになります。救援物資の送付も控えて下さい。まずは、義援金を。また、災害ボランティアに登録してもらえれば、受け入れられる時に、いち早くお伝えします」と注意を促している。

 ※ホームページ等から最新情報をチェックすることをおすすめします。

(ニュース和歌山/2024年1月13日更新)