貸し切りでお祝い
和歌山市─加太間を結ぶ南海電鉄加太線のめでたいでんしゃ「かなた」。運行開始1周年を祝したイベントを7月13日㊐、和歌山大学の学生団体「交通たび企画めーぷる」が開催する。
同団体は、鉄道好きの同大観光学部、陣野大誠さん(写真後列右)が昨年結成し、現在メンバーは17人。初イベントとして昨年12月、鉄道ファン向けに京都の叡山鉄道を貸し切った、車両撮影会付きツアーを開催し好評を得た。
今回は大学から近く、また子どもに人気の加太線、めでたいでんしゃを貸し切り、親子連れをターゲットにした謎解きイベントを計画。車内の様子や車窓からの風景を生かして展開し、達成者にはお菓子などをプレゼントする。
また、ゴールの加太駅では、子ども制服の着用や車内放送の体験もできる。さらにイベント参加者でなくても楽しめる加太マルシェが駅構内と改札外で同時開催。ワークショップや食事ができ、地域全体で「かなた」の運行1周年を盛り上げる。陣野代表は「貸し切りだからこそのおもしろさを追求しています。電車にあまり乗らない人も、普段から加太線を利用している人も満足できるよう、メンバー全員でお待ちしています」と熱を込める。
(ニュース和歌山/2025年7月5日更新)