心に効くおまじない
「いたい いたいは とんでいけ」というわらべうたを題材にした絵本です。和歌山では「いたいの いたいの とんでけー」と歌いますが、歌うと痛みが和らぎます。ふしぎですねぇ。「いたいいたい」は、心に効く優しいおまじないなのでしょう。
ところで「いたいいたい」は、どこへとんでいったのでしょう? この絵本に、その先のお話があります。「そこで うさぎは はねおきて いたいいたいは まるめてなげて ぼうでたたいて ふわふわのばし…」
ふわふわのばされた「いたいいたい」は、すてきなモノになります。何になったと思いますか?
この絵本は、わらべうたの節まわしで読んでみてください。
(和歌山市民図書館司書 額田美那子)
(ニュース和歌山2015年11月11日号掲載)