『ばいばい またね』  作・絵 さとうわきこ(金の星社)


 
 子どもが初めて覚えるしぐさって、やっぱり「ばいばい」でしょう。「ばいばい」を覚えた子どもは、み~んなに手を振ってくれます。

 ひよこちゃんにも、ねこちゃんにも、飲み終わったコップにも、流れていくうんちにも「ばいばーい」。

 この絵本のすてきなところは、「ばいばい」のあとに「またね」がついていること。「またね」があるとないじゃ大違い。「ばいばい またね」は、未来が見えてうれしい。

 「おはよう」や「こんにちは」「ごちそうさま」などのあいさつの言葉も出てくるので、言葉を覚え始めた子どもさんにちょうどよい絵本。

 えほん日和も最終回。読んで下さったみなさん、ばいばい またね!

(和歌山市民図書館司書 額田美那子)

(ニュース和歌山/2019年3月13日更新)