きくこ 最近、新聞やテレビでよく見かけるAIってなに?
お父さん 人工知能のことだね。人間がコンピューターで作りだしたプログラムのことだよ。言葉を理解し、自分で学習して覚え、色々なことを判断できるんだ。
きくこ 例えばどんなもの?
お父さん 囲碁や将棋が有名かな。プロとAIが対戦するんだ。AIはたくさんの対局を記憶していて、一番勝利に近い一手を選ぶ。プロと互角以上に戦えるらしい。最近はその技術を応用して、身の回りの様々なところで生かそうと研究が進められているんだ。
きくこ 生活が便利になるの?
お父さん 和歌山市の山東農園はAIを活用し、果物の病気、害虫を診断するシステムを開発したよ。知識と経験のある農家が高齢になり、相談できる人が減っている中、スマートフォンで撮影して送信すれば診断してもらえるんだ。AIはその情報を集め、正解率を高めていくそうだよ。
きくこ なるほど。
お父さん ラジオ局のエフエム和歌山はニュースや天気予報を読み上げるAIを取り入れてるね。アナウンサーがいない深夜や災害時に、最新情報を届けられるんだよ。
きくこ すごい技術なんだね。
お父さん AIが暮らしの色んな場面で活躍する時代は、すぐそこまできているんだよ。
写真=果物の病気をAIが診断
(ニュース和歌山/2018年4月11日更新)