和歌山のアイドルといえばパンダが有名ですよね。海の中にも「パンダ」と名のつくパンダに似た(?)パンダダルマハゼなど愛らしい人気者がいます。
写真の生き物は、通称「パンダホヤ」と呼ばれるコバルトツツボヤ。正面から見ると、パンダの顔のように見えませんか? 食べることができるホヤ(マボヤ)の仲間で、入水管から海水を吸ってプランクトンなどエサをとり、出水管からろ過した海水や排せつ物を出して暮らしています。
ホヤはよく植物と間違えられますが動物。幼生期はオタマジャクシに似た形で泳ぎ、成長したら姿を変えて岩などに着生します。低水温を好み、この時期、古座の海では色鮮やかなソフトコーラルに囲まれた元気なパンダホヤの姿をよく見ます。(第2・4水曜号掲載)
写真=1〜2㌢ほどのコバルトツツボヤ
(ニュース和歌山より。2017年2月8日更新)