夏本番、全国高校野球選手権がいよいよ8月6日㊋に開幕します。今回は球児たちの夢舞台、甲子園に関する質問です。「甲子園にオークワの看板がありますが、何か特別な思いがあって出しているのでしょうか?」。和歌山市のペンネーム「虎も高校球児も大好き」さんからの依頼です。

 確かに阪神戦のテレビ中継を見ていて、見慣れたあのロゴマークが映し出されると、ちょっとうれしくなるのは〝和歌山県民あるある〟でしょうか? 調べてみました。

 


 

10年前、50周年記念で設置

 「甲子園にオークワの看板がありますが、何か特別な思いがあって出しているのでしょうか?」。オークワ社長室長の郡司雅夫さんにいきさつを聞きました。

 あの看板が設置されたのはちょうど10年前の2009年。オークワ50周年の節目で、記念事業を検討する中、看板の話が舞い込みました。「その前年、兵庫県内初の店舗となるプライスカット明石大久保店を構え、東海地方への出店もさらに進めていこうとしていた時期。近畿・東海地域での認知度アップを図っていこうとのタイミングでの〝出会い〟でした」

 看板は外野の2階席、電光掲示板をはさんでレフト、ライト両側に3枚ずつ、計6枚が設置されています。「スポーツニュースではホームランのシーンが良く流れます。その際、あの看板が結構な確率で映るんです。一社員としてやはりうれしいですし、特に阪神ファンの社員はモチベーションが上がっていると思います」と笑います。

 阪神戦だけでなく、春と夏の高校野球期間中も見られます。「球児の皆さん、甲子園ではやはり緊張すると思います。弊社出店地域の皆さんにとっては、特別な場所で見慣れた身近なスーパーの看板を目にすることで、落ち着いて平常心を保ち、普段通りの力を発揮してほしいですね」

 甲子園デビューから10年。〝あなたの暮らしのパートナー〟、オークワは球児たちも温かく見守るパートナーなんですね。

(ニュース和歌山/2019年8月3日更新)