11月30日のKSLカップ1回戦、残念ながらPK戦で敗れ、今年の公式戦は終了しました。1年を振り返ると、勝てる試合を引き分けたり、先制したのに自分たちがバタバタして負けたりと、もったいない試合が多かったと思います。

gekkan

 それでも関西リーグ1部で過去最高の3位に入り、全国社会人選手権では準々決勝まで勝ち上がりました。内容的にも、目指す〝つなぐサッカー〟がかなりできるようになってきました。以前から見に来てくださっていた皆さんには、去年まで以上に楽しんでいただけたのではないでしょうか。

 関西リーグ1部で1位の奈良クラブ、2位のFC大阪は、全国地域リーグ決勝大会でもワンツーフィニッシュを飾り、来年のJFL(日本フットボールリーグ)昇格を決めました。しのぎを削った2チームが結果を出したことから考えても、僕らも確実に前に進んだ年だったと思うし、JFLが手の届くところまで来ていると感じています。

 〝アルテリーヴォファミリー〟の増加を実感した1年でもありました。紀三井寺公園陸上競技場に1500人近いサポーターが集まってくれた試合もありました。あの客席を見たとき、県リーグ所属時代、河川敷にある土のグラウンドで戦っていたころ、観客が2〜3人だったことをふと思い出し、グッと来ました。子ども向けのサッカースクールもスタート。さらに来年春のジュニアユース(中学生年代のチーム)立ち上げに向け、11月末にセレクションを実施しました。選手選考をお手伝いしましたが、雨が降る中、みんなやる気にあふれていて、伸びる可能性のある選手ばかりだと感じました。
 そんな子どもたちに目標とされる選手に、そしてあこがれてもらえるチームに──。そのためにも来年こそ、サポーターの皆さんと昇格をつかみたいと思います。(第1土曜掲載。1月はお休みし、次回は2月7日の掲載予定です)

【11月の公式戦結果】

KSLカップ1回戦 1─1 FC大阪(PK2─4)

写真=今年も一緒に戦ってくれた佐サポーターに感謝!

(ニュース和歌山2014年12月6日号掲載)