身近な乗り物バス。今回は、和歌山市のババリーナさんからの「普段はバスが通らない西高松の道に停留所があり、朝1本だけバスが停まるのはなぜ?」を調べます。

 質問のバス停は、旧カメラの西本車庫前本店の北側にありました。古いせいか停留所名は読めませんが、時刻表を見ると、確かにJR和歌山駅行きの「午前7時29分」の1本だけ。住宅街なので、利用者が少ないわけではなさそうですが…。

 和歌山バスに聞きました。

 


 

利用の多い時間、車庫前発を運行

 「普段バスが通らない西高松の道にバス停があり、朝1本だけバスが止まるのはなぜ?」。和歌山バスに聞くと、「これは『車庫前』乗り場のバス停。利用者が集中する朝、JR和歌山駅行きを増便するために設けています」とのことでした。

 「車庫前」停留所は3つあり、うち2つは普段、バスが通る道に設置。JR和歌山駅や南海和歌山市駅に向かう路線の時刻表を見ると、頻繁に運行しています。特に朝7時台のJR和歌山駅行きは5分間隔です。

 通勤通学時間には多くの人が利用します。そこで月〜金曜の朝、「車庫前」発を運行するためだけに3つ目の停留所を置きました。

 路面電車があったころから車庫前にバス停はありましたが、バス停③ができた時期は確認できませんでした。ここから1日数本が走った時代もありました。現在は1本となっています。

(ニュース和歌山/2021年5月15日更新)