新緑がまぶしい季節となりました。青々とした樹木が道路沿いに立ち並ぶ様子を見ていると、晴天の日はそれだけでウキウキした気持ちになりますね。

 今回の調査は、和歌山市の60代女性から届いた「三年坂の街路樹にR1、R2の札がくくりつけてあるのは何のため?」です。

 確かに、お城の南側の道路に札がかかっている木があります。全部ではなく、ところどころしかありません。そう言えば、他のところでも見たことがあります。どんな意味があるのでしょうか。

道路沿いの木に「R2」の札


せん定や消毒の区間管理に利用

 「三年坂の街路樹にR1などの札があるのは何のため?」。海草振興局管理保全第一課によると、「街路樹のせん定や消毒をお願いしている業者さんが昨年、管理の際に分かりやすいよう、R1、R2と順にナンバーを振りました」。

 「R1」のほか「L1」など「L」から始まる札もあります。これは「RIGHTとのLEFTの頭文字」から。例えば、三年坂通りは、起点の県庁前から東向きに野上に至る和歌山野上線の一部。東を向いて右、つまり南側が「R」で、北側が「L」です。ただ、同じ道でも向陽高あたりは、道路名が鳴神木広線となります。鳴神を起点に西の木広町へ進むため、札は北側が「R」、南側が「L」と逆になります。

 なお、管理には複数の業者が携わり、札を使うのは1業者のみ。このため、どの県道にもある訳でなく、もちろん街路樹が無ければかかっていません。どこにあるか、探してみませんか。

(ニュース和歌山/2023年5月6日更新)