今年7月、移転5周年を迎える「ぶらくり丁カレーBiBo」。店を切り盛りする上野美保さん(59、写真左)が娘の花奈子さん(28)とふるまうのは、先代のレシピを引き継いだ自慢の味です。「どこか懐かしいとみなさん言ってくれる。だれでも気軽に入れる店づくりを目指しています」と笑顔を見せます。(文中敬称略)

 

思い出のカレー

──スパイシーな香りがお店に漂っています。

美保「にんじんやたまねぎ、ひき肉を形がなくなるまで煮込んだカレーをベースにしています。よく『懐かしい』『昔、家で食べた味を思い出す』と、喜んでいただいています」

──人気メニューは?

花奈子「ボリューム満点のヘレカツカレーです。一口サイズのカツを5枚のせているので、ガッツリ食べたい働き盛りの男性がよく注文してくれます」

美保「少し焦がしたチーズの匂いが香ばしく、食欲をそそるチーズ焼きカレーも人気です」

花奈子「ご飯の炊き方にこだわっていて、お米は研いだら冷蔵庫で一晩冷やします。こうすることで、米がひとつひとつ立ち、カレーに合うシャキっとした仕上がりになります」

──お酒も楽しめるんですね。

美保「自家製ベーコンや、ピリ辛ソーセージのチョリソーなど、お酒のあてになるメニューをそろえています。おつまみとビールをセットにした『ちょいのみセット』もよく出ますよ」

 

女性一人でも

──以前は違う場所で営業していたそうですね。

美保「義父が1995年、JR和歌山駅の地下で『カレーショップBiBo』としてスタート。そのころは手伝う程度でしたが、2011年に元寺町に移転してから、私が切り盛りするようになりました。もちろんレシピは先代からそのまま引き継ぎました」

花奈子「18年になって今の場所に。名前も『ぶらくり丁カレーBiBo』に変え、そのころから私もお店に立つようになりました」

──女性スタッフが多いですね。

美保「アルバイトを含め、全員です。それもあってか、女性お一人でお越しになられる方もいらっしゃいます。カレー店って、女の人が一人で入るには少しハードルが高いイメージがありますが、だれでも気軽に入りやすい雰囲気を心がけています」

花奈子「常連さんが多く、いつもみんなで会話をしながらにぎやかに営業できているのが、何よりうれしいです」

──今後は?

美保「移転オープンから5年を迎える7月に、記念イベントを予定しています。趣味で歌を歌っているので、オールディーズやロカビリーのライブをします。カレーと一緒に、ぶらくり丁を盛り上げたいです」

花奈子「ふらっとおしゃべりしに来てくれるお客さんがいて、毎日楽しいことばかりです。その雰囲気を皆さんに感じてもらい、〝懐かしい味〟と〝家のような居心地〟で、つい寄りたくなるお店を目指します」

 

【ぶらくり丁カレーBiBo】  
和歌山市中ノ店中ノ丁16
営業時間 平日11:30~15:00/17:00~20:00、土日祝11:30~20:00
電話 073・422・7577  定休日 月曜、第3火曜

(ニュース和歌山/2023年5月27日更新)