夏先取りのスタイルで

 気温が徐々に高くなり、毛がモコモコのヒツジは過ごしにくい時期になってきました。暑さに弱いヒツジのたまこ(写真左)とさちこ(同右)のために、5月5日に毛刈りを行いました。冬のあったかモコモコの姿から、夏のスッキリサマーカットになったヒツジをぜひ見に来てくださいね。

スッキリしたたまこを見つめるさちこ

 たまこはモヒカン風、さちこは坊主スタイルになっています。見分けやすいのでぜひ名前を呼んであげてください。刈った毛の量は、なんとたまこが2・33㌔、さちこが2・5㌔と、2頭とも2㌔を超えています。こんなに毛があったら、暑さが苦手なのも納得です。

 今回の毛刈りはお客様向けに体験会を実施。1日2回、1頭ずつ行いました。ヒツジの負担を考え少しの時間になりましたが、1回10組ほどのお客様に挑戦して頂きました。恐らく初めてなので、最初は緊張した様子でハサミを握っていましたが、飼育員から説明を受け、いざヒツジの毛を切り始めると、みなさん楽しそうな表情になり、質感を確かめていました。

 参加者からは「思ったよりも脂っぽくてネチネチしている」「内側の毛が真っ白」「切りにくい」などの声が。普段は見てもらうだけなので、実際に毛を刈ったからこそ感じられた、素直な言葉だと思います。

今回の担当:湯浅真波さん

 今回残念ながら参加できなかった方も、来年またヒツジの毛刈り体験を行う時は、いらしてくださいね。ちなみに園内にいるアルパカも、スタッフが毛を刈りました。体のラインにそって切りそろえているので、毛がある時より足が長く、スタイルが良く見えます。こちらもぜひご覧ください。

(ニュース和歌山/2023年6月17日更新)