新メンバーが仲間入り

 千葉県にある千葉市動物公園から新たにヤギ2頭、ヒツジ2頭、アヒル2羽、シナガチョウ3羽、ヨーロッパガチョウ3羽が仲間入り。これらの動物は家畜、家禽(かきん)と呼ばれ、ヒトと共に暮らしてきたという歴史があります。そこで今回は、新メンバーの動物たちをくわしく紹介します。

たくさん仲間が増えました

 まずはヤギ(写真左下)について。2頭のうち1頭は童話園でメスのヤギと暮らしており、地面から突き出た木の根っこに登っている姿をよく見ます。もう1頭は高齢のためマーラ・カピバラ舎で過ごしています。散歩中を見かけた際は、優しく見守ってあげてください。

 ヤギは世界中で家畜として飼われていて、品種は500種類以上。日本ではスイス原産のザーネン種やその雑種などが飼育されています。

 次はヒツジ(右上)。2頭とも童話園で、ほかのヒツジやヤギと一緒に暮らしています。ヤギやヒツジは、互いの頭をぶつけあって力比べをするので、エサをあげる時は数カ所に分けてケンカを防いでいます。ヤギと同じく世界中で家畜化され、原種はヨーロッパ各地に生息するムフロンだといわれています。

今回の担当は柳谷朝香さん

 最後はアヒルとガチョウについて。アヒル(右下)とシナガチョウ(左上)は水禽園で暮らしています。マガモを家禽化してアヒルが誕生しました。マガモのオスは尾が上に巻いているのですが、アヒルにも受け継がれています。シナガチョウはサカツラガンを改良した品種で、アヒルよりも首が長く体が大きいのが特徴です。

 ヨーロッパガチョウ(下段中央)は現在、童話園で過ごしています。原種はハイイロガンで、シナガチョウとよく似た見た目をしています。

(ニュース和歌山/2023年9月16日更新)