物静かな人気者

 土日祝限定で行っている小動物ふれあい体験では、いろんな動物がお客さんと交流しています。そこで今回は、小さな恐竜のような「は虫類」について紹介します。

 は虫類とはせきつい動物の一種で、体にうろこがあり、手足は短い、もしくは退化している生き物を指します。殻に包まれた卵を産むのも特徴で、トカゲ、ワニ、ヘビ、カメ等が分類されます。当園にいるのはオニプレートトカゲ、ロシアリクガメ、そして、今回スポットを当てるヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)です。

小さい頃は真っ白だったので、名前は「しらす」と言います

 名前に〝ヒョウモン〟とある通り、体にまだら模様やヒョウ柄が見られます。イラン西部、パキスタン、インド北西部の乾燥した岩場や牧草地などの岩の下や地中に掘った穴に住んでいます。

 寿命は、野生と飼育下で異なりますが、大事に育てると約10~15年といわれています。人工フードや、コオロギなどを食べます。毎日エサをあげる必要はなく、1週間のうち2~3日だけです。

 体長は約20㌢と小さく、大人しい性格なので、ふれあい体験でも人気です。お腹が空いたときはこちらに寄ってきたり、飼育員の顔をじーっと見つめて「ご飯ちょうだい」とアピールしたりします。

今回の担当:早川飛華さん

 寒さのため、現在ふれあい体験は中止していますが、気候が暖かくなったら再開するので、ぜひ会いに来てくださいね。

(ニュース和歌山/2023年12月16日更新)