毎月第3日曜は「家庭の日」、そして毎月19日は「育児の日」。子育て家庭を応援しようと、和歌山県は「わかやま子育て支援パスポート事業」を進めている。和歌山県内の500近い協賛店でパスポートを見せると、割引など特典が受けられる。

 対象は18歳未満の子どもか、妊婦がいる世帯。サービスを受けるには、「わかやま子育て支援パスポート」HPから申請し、スマートフォンでパスポート画面か、その画面を印刷したものを示すだけだ。

 2007年に「家族のふれあい優待制度」として始まり、10年には同様の事業に取り組む2府7県で相互利用可能に。2016年4月から「わかやま子育て支援パスポート事業」に名称を変え、現在は神奈川をのぞく46都道府県で利用できる。協賛店は飲食店、スーパー、美容院、入浴施設など多彩。割引、プレゼント進呈ほか、各店が設定したサービスを受けられる。

 そば・うどんを中心とした和食店の信濃路(本社・和歌山市)は、スタートした07年から協力店に名を連ね、毎月第3日曜と19日にソフトドリンクをサービスする(一部、取り入れていない店舗もあり)。「ファミリーや3世代で利用してもらえる店づくりを心がけており、当初から協賛しています。まだ制度を知らない方も多いと思うので、事業開始10年を機にさらに広がれば」と期待する。

 協賛店は随時募集。和歌山県子ども未来課は「地域ぐるみで子育て支援に取り組むため、協力してもらえる店を増やしたい」と話す。

 協力店の詳細はHPで。同課(073・441・2492)。

(ニュース和歌山より。2017年2月18日更新)