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 音楽で地元特産のシラスをアピールするミニアルバム『シラス幸せ』が3月1日(水)に発売される。由良町出身のシンガーソングライター、藪下将人さんと、兵庫県三田市出身のマンドリン奏者、藍田真一さんでつくるユニット「ヤブシン」が手がけた。2人は「シラスと、幸せを『知らせる』の意味をかけました。シラスをおいしくいただいて、幸せをもらっていることを感じて」と望んでいる。

 2011年の結成以来、和歌山県内外の舞台に立ち、ミニアルバムを2作発表してきた2人。今回は、ユニット名と同じ和歌山市のシラス店、やぶ新を訪れ、新鮮なシラスの味に感動した経験を音楽で伝えようと作成した。

 アルバムタイトルに採用した新曲『シラス幸せ』は、藪下さんの力強く優しい響きのギター、藍田さんの郷愁を感じさせる素朴な音色のマンドリンの特徴を生かしたポップソング。歌詞はシラスを「キラキラ光る」「フワフワ踊る」と描き、食べることで自分たちが生きられる感謝の気持ちを込めた。このほか、それぞれが作曲した『アイコトバ』『新しい陽が昇ったら』など、全5曲を収録した。

 2月13日には、やぶ新でCDの完成を報告。同店の藪江津子さんは「シラスの良さが詰まった曲。店で流したい」と喜び、藪下さんは「命の大切さに加え、故郷の海の恵みも伝えます。曲を聞いた人が和歌浦へ食べに来てくれるはず」と期待を込める。

 1620円。県内主要CD店で販売。2月24日(金)午後7時、和歌山市狐島のLURUホールでライブを行う。3000円。同ホール(073・457・1022)。

写真=シラスの前で熱唱する藪下さん(右)と藍田さん

(ニュース和歌山より。2017年2月22日更新)