1月21日 ヒューマンライブラリー

 語り手を本になぞらえ、経験や思いを共有するイベント「ヒューマンライブラリー」が1月21日(日)、和歌山市手平のビッグ愛9階、和歌山県男女共同参画センターりぃぶるで開かれる。事実婚を選んだ人や依存症経験者、性的少数者ら県内の6人が〝本〟となり、読者を迎える。

 ヒューマンライブラリーはデンマーク発祥。ホームレスや同性愛者など、偏見や誤解を持たれがちな少数者が声を上げ、講演のように一方的でなく、対話して理解を広めようと、2000年に始まった。
 互いのプライバシーを守り、メモや録音をしないのがルールで、読者には事前に本のタイトルとあらすじが明かされる。当日は車座になり、3〜5人の少人数で進める。

 今回は男女の違いや多様な生き方をテーマに、元県職員の女性による『庁内を闊歩(かっぽ)する県庁女子のヒストリー』、育児休暇を取得した男性の『「男らしさの鎧」をぬいで、家族と笑顔で過ごす。』、事実婚を選んだ人の『家族なのに、なんで名前が違うん?』などのタイトルが並ぶ。

 企画した和歌山eかんぱにいの山﨑奈美さんは「直接疑問をぶつけながら対話できる。様々な生き方を身近に感じられる機会に」と呼びかける。

 午後1時半、2時15分、3時の3回。無料。希望者はeかんぱにい(ecompany821@gmail.com)。

(ニュース和歌山/2018年1月13日更新