ボランティア活動を応援するキリン福祉財団が今年度、地域づくりを行う団体を対象とした「地域のちから応援事業」を設け、和歌山県内4団体へ各30万円の助成金を贈った。

 障害者や高齢者、子どもの福祉などに取り組む団体を毎年助成する同財団。今年はより幅広い活動を支援しようと、同事業をつくり、全国162団体に計4433万円を贈呈した。本紙配布地域では、ハンセン病患者と交流の機会をつくる和歌山市の和歌山県ハンセン病協議会、ダウン症児の音楽療法をする同市のジュエル・ボックス、海南市のまちづくり団体、ごもんいくもん 御門を元気にする会を選んだ。

 4月25日の贈呈式で、キリンビール和歌山支店の見澤保規支店長は「どの団体も熱心で感動した。助成を契機に活動の輪を広げてほしい」と話していた。

(ニュース和歌山/2018年5月12日更新)