ニュース和歌山毎週土曜号で「妖怪大図鑑」を連載する漫画家、マエオカテツヤさんの妖怪トーク&クイズイベントが8月4日、和歌山市中のイオンモール和歌山で開かれ、子どもたちを中心に300人以上がユーモアいっぱいで、時にちょっと怖い話に耳を傾けました。

マエオカテツヤさん トークショーに300人

 「この妖怪、名前は何でしょう?」。イラストを見せながら、次々と出題するマエオカさん。その間に、「和歌山城がある虎伏山にすんでいた〝天狗〟。お殿様に勝負で負け、お城のガードマンをさせられたと伝わっており、天狗が座った腰掛け石が今も残っています」「田辺市の合川にすむ、大きなヘビの〝モリトウさん〟は1年に1回、海へ身を清めに行きますが、帰りは村人を驚かせないよう、人の姿に化けて、川岸を歩いて帰るやさしい妖怪です」と解説を加えていきました。

 小4の小川愛菜さんは「秋になるとカッパが変身する〝カシャンボ〟の話がおもしろかった」。小1の柏木惺一郎くんは「見た目が怖い〝もるど〟の正体が雨もりだったのにびっくり」と笑顔を見せていました。

 トーク会場のすぐ隣には、マエオカさんによる60の妖怪イラストを展示。約250人が絵と解説を見ながらクイズに答え、〝猫又〟カードをゲットしていました。

 

イオンで8月24日までクイズラリー

 イオンモール全体を使った「わかやま妖怪探検クイズラリー」も4日にスタートしました。解答用紙を参考に、3ヵ所に貼っている問題を見つけてクイズに答え、一つの言葉を作って、最後に1階の未来屋書店へ持っていくと、〝天狗〟カードをもらえる企画。4、5日の2日間で300人以上が参加しました。

 妖怪探検クイズラリーは24日(金)まで。なお、同じ期間中、未来屋書店で本『マエオカテツヤの和歌山妖怪大図鑑』(999円)を購入した人に、〝カシャンボ〟カードをプレゼントしています。

 また、同市古屋のティーズカフェでも「マエオカテツヤまんが展『妖怪大図鑑』」が31日(金)まで開かれています。午前11時~午後5時。月・火曜と12日(日)~16日(木)、26日(日)休み。同店(073・460・4715)。

写真=友情出演の柳橋さやかさん(左)と一緒に盛り上げるマエオカさん

(ニュース和歌山/2018年8月11日更新)