雑賀崎灯台に展望広場

 夕日の名所として知られる和歌山市の雑賀崎灯台西側に8月27日、展望広場が完成した。

 広場は元々、畑だった場所で、所有者からの寄付を受け、市が整備した。道路から広場へはスロープを設け、車いすで移動して海岸に近い位置から景色を望めるようになった。また、「冬至」「夏至」「春分・秋分」と季節ごとの太陽が沈む位置を表示している。

 週1回、灯台隣りの花壇を整備しているトンガの鼻自然クラブの松川由喜子さんは「お年寄りや車いすの利用者ら灯台の階段を上がれない人は、生い茂るアセなどで夕日が見づらかった。これからは夕日や海に浮かぶ島々の景色を楽しんでもらえます」と喜んでいた。

 

写真=紀伊水道に沈む夕日を楽しめる

(ニュース和歌山/2019年9月7日更新)