建て替え工事が進む南海和歌山市駅の複合施設名が「キーノ和歌山」に決まった。商業ゾーンとホテルは来年4月下旬に開業する予定。

 南海電鉄が和歌山市と共に「和歌山市駅活性化計画」として推進する市街地再開発事業。「キーノ」には、「紀の国」和歌山の玄関口であり、新たな扉を開く「キー」(鍵)などの思い込めた。

 キーノ和歌山はすでに完成しているオフィス棟、駐車場棟に加え、建設中の商業棟とホテル棟、和歌山市民図書館が入る公益施設棟からなる。改札正面の通路は3階までを吹き抜けにし、1、2階の天井部分に紀州材を使用する。

 商業棟とホテル棟の1~3階には和歌山の食材が並ぶマーケット、飲食店など約30店舗が入る。ホテル棟4~12階はカンデオホテルズ和歌山(仮称)が出店し、客室数は120。最上階に紀の川を望む露天風呂付き大浴場を設ける。

 また、新市民図書館は今年12月に一部業務を開始する予定。全面オープンは来年4月下旬を目指している。

(ニュース和歌山/2019年9月14日更新)