5月5日のこどもの日を前に、4月20日から和歌山城天守閣の中庭で、大空を気持ちよさそうに泳ぐ鯉のぼり。今年は和歌山市本町の老舗人形専門店をぐらやが寄贈した鯉のぼりが揚げられた。

 全国的に珍しい天守閣内での鯉のぼり掲揚は、1970年に始まった。今回、8㍍の吹き流しと真鯉、7㍍のひ鯉、6㍍の子鯉を贈った。をぐらやの森田亨弘社長は「鯉のぼりは子どもの健やかな成長を祈るものだが、市民のみなさんには逆風の中で泳ぐ姿を見て、コロナに負けない力強さを感じてほしい」と話す。

 鯉のぼりは5日まで。

(ニュース和歌山/2020年5月2日更新)