希望クラブ サッカー塾開講 少年チームも

 サッカーを中心としたスポーツを通して青少年育成や地域活性化を目指す「和歌山希望クラブ」が活動を本格化させている。サッカー塾をスタートさせ、来春には少年チームを立ち上げる。理事の宮本淳介さんは「目指すのはプロサッカー選手が引退後、和歌山で指導者として収入を得られる環境づくりです」と張り切っている。

 宮本さんはサッカーチーム、アルテリーヴォ和歌山を運営する「和歌山からJリーグチームをつくる会」の発起人で、同会の元事務局長。小中高校生のレベルアップにつなげるためにも、経験豊富な元プロ選手が活躍できる場を和歌山につくりたいと、今年2月、希望クラブを発足させた。

 まず、6月に小中学生対象のサッカー塾を和歌山市と紀の川市でスタート。紀の川市出身の元Jリーガー、羽畑公貴さんらが教える。今後、来春の少年チームを皮切りに、中学生年代のチームや社会人チーム、女子チームをつくりたい考え。宮本さんは「幼稚園や保育園での訪問指導も行います。指導者の収入安定を図るため、指導のかたわら、協力農園で農作業にも取り組んでいきたい」と話す。

 少年チームの体験説明会を8月29日㊏と30日㊐各日午後2時、紀の川市桃山町最上の紀の海クリーンセンターで実施。詳細はHPか事務局(073・426・4424)。

写真=サッカー塾では個人技術向上を目指す

(ニュース和歌山/2020年8月22日更新)