再就職に生かせる技術を身につける公的職業訓練「ハロートレーニング」をPRするため、和歌山労働局は11月27日、AKB48の永野芹佳さんを1日訓練室長に任命した。

 永野さんはAR(拡張現実)技術を使った最新機械で溶接を体験。「火が飛び散ったり熱かったりせず、空想の世界なので安心して作業できた。SNSでファンに技能のかっこよさを伝えたい」と声を弾ませていた。この後、パソコンで住宅のコーディネートにも挑戦し、訓練生たちと意見交換した。

 ハロートレーニングは希望の仕事に就くために必要な技能や知識を学べる制度。池田真澄局長は「求職者が多い中、早期の再就職に向け職業訓練を活用してほしい」と呼びかけていた。

写真=AR技術で溶接を体験する永野さん

(ニュース和歌山/2020年12月12日更新)