榎木孝明さん監修野外劇

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 戦国時代の鉄砲隊、雑賀衆を率いた雑賀孫市を打ち出した孫市まつり。今年は時代劇再生を前面に出し、3月29日(日)午前11時〜午後4時、和歌山市鷺ノ森の鷺森別院で開かれる。

  11回目となる孫市まつりは、武者行列や鉄砲隊演武、野外劇が人気を集める。今回は、時代劇再生を訴える俳優の榎木孝明さんが野外劇の監修を担当。織田信長の紀州攻めに抵抗する雑賀衆の物語を、東映の俳優や紀州剣劇隊らが演じる。

 戦勝太鼓、雑賀踊りと古来から伝わるものを再興させる計画で、監督を務める東映の中野広之監督は「500年前の思いをぶつけるつもりです。和歌山は時代劇に使える歴史豊かな場所が多い。この場所を舞台にドラマをつくりたい」と訴える。

 このほか、歌謡ショーやゆるキャラショーも。孫市の会の森下幸生会長は「まつりがある時もない時も市駅前、鷺ノ森に来てもらえるようになるのが目標」と思い描いている。孫市の会(073・423・3136)。

(ニュース和歌山2015年2月21日号掲載)