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 和歌山の子どもたちに夢を届ける「紀州夢祭り」が9月20日(日)、和歌山城砂の丸広場と西の丸広場で開かれる。20代の若者でつくる同祭り実行委主催。眞田竜平委員長は「若者が力を合わせ、和歌山の職人や歴史、特産品を伝えます。地元に愛着を持ち、夢を目指す子どもが増えれば地域活性化につながる」と意気込んでいる。

 若手経営者やまちづくりに取り組む若者が2013年に始めた祭り。夢を叶えた人、叶えたい人のステージやブース出展を通じ、子どもたちに和歌山で夢を描いてもらおうと毎年開いている。昨年は職業体験を前面に打ち出し、1万2000人を集めた。

 初めて和歌山城で開催する今年は「先人から学び、後世に繋げる」をテーマに、地元の伝統文化に注目。職業体験ブースでは宮大工や和菓子職人の技にふれられ、美容師やスポーツインストラクターの教室も受けられる。ステージは、子ども落語や日本舞踊に加え、和歌山市出身のモデル、本谷紗己さんのトークやチェーンソーアーティストの城所ケイジさんのパフォーマンスがある。

 このほか、和歌山で店を持とうと目指すネイルアーティストやアクセサリー作家の出店、医療や福祉の職業紹介、地元産食材を使った丼やスイーツを販売する飲食・物産ブース、働く車が並ぶ。和田訓昌会長は「都会でなくても夢が叶えられることを知ってほしい。日本で一番熱い町を目指し、続けたい」と描いている。

 午前10時~午後5時。実行委(073・472・6007)。

(ニュース和歌山2015年9月12日号掲載)