若手起業家の発掘と育成を目指す全国起業家発掘プロジェクト実行委が10月に和歌山で立ち上がり、初の講演会を11月25日(水)午後6時半、和歌山市手平のビッグ愛1階で開く。和原清志実行委員長は「創業を考えている人を若手起業家らが支える、大人の夢を応援する取り組み。新たな地域経済の担い手を育て、全国にネットワークを広げたい」と目標を語る。

 若手経営者らが毎年開く「紀州夢祭り」の実行委、和原さんがメンバーと結成。地域で活動する中で、身近に相談できる人や共に頑張る仲間がおらず、起業をためらう人が多いと感じていた。若手起業家が集まるネットワークを和歌山につくり、地域経済を支える担い手を増やそうと呼びかけた。

 定期的な講演会の開催に加え、創業を具体的に考える人向けに、起業3年以内の経営者を招いての勉強会を開き、財政計画や経営理念の立て方、マーケティングなどを学ぶ。また、協力企業を募り、職場体験も実施。それぞれの分野で現場を体験し、起業への経験を積んでもらう。このほか、自らの経営計画を発表し合う大会を開き、それぞれの考えを磨く。

 25日は、同市のモデル、本谷紗己さん、学生社長として活動する和大生の小幡和輝さん、子育てしながら会計事務所で働く山本圭位子さんらが話す。無料。申し込み不要。

(ニュース和歌山2015年11月14日号掲載)