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 髙島屋は4日、南海和歌山市駅前のファーストビル2階に歳暮の特設注文会場を開設した。昨年(2014年)8月に髙島屋和歌山店が閉店したが、ギフト販売を求める利用者の強い要望にこたえる取り組み。12月15日(火)まで。

 41年の歴史を閉じた髙島屋和歌山店。その際、「中元、歳暮は髙島屋のバラの包装紙で贈りたい」「ギフトだけでも販売して」との声が多く寄せられた。このため昨年末、初めて特設会場を開設。反響が大きく、今夏には中元、そして今回、再び歳暮の販売を行う。

 今年は伝統的な技を生かした品をテーマにしており、乾物や缶詰などギフトパレット、洋菓子、佃煮・漬け物などが人気。和歌山ではこれらに加え、かまぼこなど紀州グルメが好評で、関東方面にみかんや梅干しを贈る人が目立つ。配送のみで、11月30日(月)までの早期割引対象品が1300点。1万円以上購入者に先着順でトートバッグを贈る。

 来店者の多い午前中は順番を待つ人の姿も。和歌山市の81歳女性は「昔からギフトは髙島屋和歌山店。なくなった時は寂しい思いをしましたが、こうして続けてくれてうれしい」。髙島屋大阪店の森下雅男課長は「『お願いだからずっと続けて』との声を頂きます。その声にこたえていけるよう努力したい」と話していた。

 午前10時〜午後6時。髙島屋(073・432・1104)。

(ニュース和歌山2015年11月14日号掲載)