国際協力機構(JICA)が募集する青年海外協力隊で、5日(水)に南米ペルーへ旅立つ和歌山市の森敏郎さん(写真左から2人目)らが9月23日、県庁を訪れ、下宏副知事に抱負を語った。

青年海外協力隊 向陽高校野球部出身の森さんは、2010年春の甲子園を経験。大学で発展途上国や国際協力に興味を持ち、現地の生活を肌で感じ、得意の野球を生かそうと応募した。ペルーの首都リマへ2年間赴任し、ペルー野球連盟のもとで、市内にあるチームの巡回指導やナショナルチームメンバーへの指導補助などを行う。

 23日には同時期に各国へ出発する県出身の他のメンバーと共に県庁を訪問。森さんは「大人だけでなく子どもたちにも野球の楽しさを伝えたい。ゆくゆくは現地の少年野球チームを和歌山に招ければ」と意気込みを語り、下副知事は「帰国後は地元で経験を生かしてほしい」とエールを贈った。

 なお、青年海外協力隊とシニア海外ボランティアの体験談&説明会が10月22日(土)、JR和歌山駅前のJAビルで開かれる。午前10時半から40~69歳のシニア対象、午後2時半から20~39歳の青年対象。無料。JICA和歌山デスク(073・435・5240)。

(ニュース和歌山2016年10月1日号掲載)