大政奉還から150周年を記念した「幕末維新スタンプラリー」が22日から始まった。京都市が中心となり、和歌山市を含む幕末期の先人とゆかり深い都市が連携し、観光PRを図るプロジェクトで、「幕末維新」をキーワードに参加した都市同士の周遊を促す。

 プロジェクトへは19市と東京都の2区が参加。坂本龍馬、高杉晋作ら維新期に活躍した人物を輩出した地域がつながり、参加都市物産展、サミットを開催する。和歌山市は、長州征伐の先鋒総督を務めた紀州藩14代藩主の徳川茂承、坂本龍馬と行動し、後に外務大臣などの要職を歴任した陸奥宗光らを生んだことから加わった。

 スタンプラリーはプロジェクトの第一弾。会津若松市、下関市、鹿児島市など22ヵ所にスタンプを設置した。和歌山市は市役所前のわかやま歴史館2階で、和歌山城のスタンプが押せる。

 全制覇した人は徳川慶喜による大政奉還の舞台になった「二条城二の丸御殿大広間」で記念撮影できる。スタンプ7つで旅行券5万円分1人など獲得したスタンプ数に応じ、賞品に応募できる。

 応募は12月31日まで。わかやま歴史館2館でスタンプ台紙と応募ハガキ付き冊子を配布中。大政奉還150周年記念プロジェクトHPからも印刷可。同市政策調整課(073・435・1013)。

                   (2017年1月28日更新)