ファミサポ主導し体験会

 子育てを助けてほしい人と手伝う人を結ぶ和歌山市ファミ2017012804_fami2リー・サポート・センターは3月5日(日)、同市市小路の河北コミュニティセンターで一時預かりの体験会を行う。運営するきのくに子どもNPOの嶋孝子さんは「少し出かけたい時、リフレッシュしたい時にためらわず、気軽に預けていいんだと知ってほしい」と願っている。

 同センターでは、乳幼児〜小学生の送り迎えや預かりを担う会員を紹介する。現在、サポートを依頼する利用者800人に対し、子どもを預かる提供会員が400人、両方の登録者は100人。希望する時間帯や地域が合う会員同士を結ぶ。  2013年から、子どもを預けるのに不安を感じる保護者に、自分の地域の会員を紹介する地域交流会「ファミサポキャラバン」を実施。会員が手作りオモチャやゲームで親子を迎える。

 この中で、イベント中に短時間預かる体験会を昨秋に初めて企画した。実際の預かりと同様、まずは保護者が子どもの体温や食べたもの、薬などを記入。終了後は、「〇時〇分、おむつを交換しました」「おいしそうにお茶を飲んでいました」と、会員が子どもの様子を詳しく書いた報告書を渡す。

 前回は6組が利用し、新規登録に結びついた。嶋さんは「少しの時間預けて会場を離れ、お茶するなど自由に過ごしてみて」と呼びかける。預かり体験は午前9時半から2時間で500円。希望者は同センター(073・424・3770)。定員3人。

 このほか、次のイベントを実施する。ゆっくり読書じかん=2月14日(火)、同市三葛のカフェシュシュ。会員おすすめの本を読む。無料だが飲食代別▽小児科医に聞く 子どものからだと病気への対応=26日(日)、同市布施屋の河南コミセン。100円▽つくるのだいすき!=3月5日(日)、河北コミセン。親子で工作に挑戦。無料(バッグ作りは300円)。いずれも午前10時。

(2017年1月28日更新)